学び続けるための備忘録

旅と読書が好きでその軌跡を残して行こうと思います。

万引家族を見て考える事

話題の万引き家族を映画館で見てきた。

現代の日本にある、貧困や児童虐待、年金などといったものについて物語を通して考える事ができるような映画である。しかしそんな固い映画評論をするより、出演者の言葉ではない、動きから伝わってくるメッセージがとても面白い映画だろう。見て良かった。そういえる映画だった。

 

教育現場に身をおき、様々な家庭環境の子どもたちと触れ合う毎日の中で、自分が当たり前だと思っていた価値観とか、育ちかたとか、人との関係とかが当たり前では無いとい言うことを実感する中で、この映画もその気持ちを更に深める機会になった。

 

当たり前に母がいて、父がいて血が繋がっている。だから、大切にする。

安藤サクラ演じる柴田信がいった、「自分が産んだから母親になれるわけでは無いでしょう。」といった言葉が深く心に残る。立場の名前が重要ではない。その立場に相応しい行動があるから、その立場で呼ばれる権利があるのである。

 

「教員採用試験に受かったから、担任を持っているのから教師ではない。」それを心に刻もう。